【上野・国立科学博物館】ミイラ展に行ってきた
1月11日(土)に上野へミイラ展と高御座の一般公開に行ってきました。
2回ほどに分けて、ブログに書いていきたいと思います。
今回はミイラ展についてです。
ミイラ展公式サイト
https://www.tbs.co.jp/miira2019/
10時頃に上野駅に到着し、まずはミイラ展に向かいました。
(JR上野駅から上野公園方面は公園口改札が便利です。出るとこ間違えたて少々歩きました)
途中でゴッホ展の待機列を見かけました。入場まで60分待ち。後で分かったのですが、
ゴッホ展は13日までだったようです。どおりでね。
しばらく歩いて、ミイラ展を開催中の国立科学博物館に到着。
目的のミイラ展は待ち列なくすんなり入れました。
もともと事前にチケットは買っていましたが、チケット売り場にも列は全然できてませんでした。
ちなみに混雑状況はTwitterで発信されてます。
https://twitter.com/miira_Konzatsu
中に入ると土曜日なのでそれなりに人はいましたが、混みすぎて動きにくいというほどではありませんでした。
展示物に人は群がるけど、少し待てば普通に前に見れる程度の混雑具合でした。
残念ながら、会場内は写真撮影は出来ませんでした。
◎内容感想
ミイラというとエジプトのイメージが強いけれど、世界中にミイラは存在したようです。
ミイラには人が手を加える人工のミイラと、置かれた環境で発生する自然ミイラあるようです。
会場内は多数のミイラが展示されていました。
特に南米は、人の手でミイラを作る風習が根付いていたようでした。
大量にミイラが発見されていたりするようです。
エジプトのミイラ展示ゾーンで衝撃をうけたのは、昔(19世紀?)はエジプトで土産物にミイラが売られていたという事を知ったこと。
実際に土産物として売られたというミイラの手も展示されていました。
他にも、
・エジプトのミイラは王族だけのイメージだったけど、庶民もミイラにする風習があった。
・人間だけでなく動物もミイラにしていた。(実際に猫のミイラとハヤブサのミイラとかがあった。)
など、エジプトのミイラ文化についていろいろ学ぶことができました。
ヨーロッパにはミイラのイメージは無かったのですが、数は少ないけどミイラは発見されているようです。
湿地帯で発見された皮膚だけ残ったミイラには驚き。
湿地帯の環境(説明文あったけど酸性、アルカリ性どっちか忘れた)によって、骨だけ無くなるという事があるそうです。
日本のミイラというと即身仏のイメージしかありませんでしたが、他にも発見されているミイラがあるようです。
日本のミイラは4体展示されていました。
江戸時代の兄弟ミイラは、顔までしっかり見えてなんだか不気味な雰囲気を感じました。
本草学者のミイラは髭までしっかり残っていて、今にも動き出しそうだと思うほどでした。
展示最後の謝辞コーナーのようなところで、ミイラ研究から貴重な事が分かるが、ミイラは人の遺体なので尊厳は尊重されなければならないっていうような事が書かれていて考えさせられました。
ミイラは学術的な価値は高いと思いますが、元々は人間ですからね。
自分がミイラの立場だったら「静かに眠らせてくれ」と思うでしょうし。(こういった展覧会見に行ったやつが言うかという感じですが)
そういった事を考えると、ミイラ研究というのはなかなか難しい事がありそうに思いました。
ちなみにグッズ販売もありましたが、世界の民芸品売り場のようになってました。
ミニオンとコラボしているようですが、グッズコーナーは大盛況という感じではなさそうでした。
次回は高御座の一般公開については書きたいと思います。