タニナガのブログ

アラサー男の雑記ブログ!

【ネタバレ有】パラサイト 半地下の家族の感想【映画感想】

先日「パラサイト」を観てきたので、その感想についてブログ更新します。
アカデミー賞で作品賞を受賞しただけあって、面白かったです!
特に、後半は怒涛の展開で、目が離せなくなりました!!おすすめです!!
 
 
客層:年配女性と年配の夫婦の方が多かった。
   若い世代は、カップルと若い女の子二人組くらい。
   (年配の人が多かったけど、特に世代を選ぶ内容ではないと思います。)
 
こんな感じの方向け:大人におすすめ。少し重たい雰囲気を求める人向き。爽快感を求める人には不向き。
 

あらすじ

半地下で暮らす4人の貧困家族。ある日、長男が友人からとある裕福な家庭で高校生の家庭教師をやらないかと誘われる。身分を偽り、無事に家庭教師として雇われる。さらに、下の子供の絵画の家庭教師を探しているという事から、妹も身分を偽り庭教師として雇われる事に成功する。その後も自分たち家族全員を雇われるように念入りに計画を立て、元居た運転手や家政婦を追い出していく。そしてついに、家族全員が使用人や家庭教師として入り込むことに成功する。
 
半地下家族の計画がすべて順調通りに順調進んできたある日、家主の家族がキャンプで家を留守にする。
家主不在の家で、さも自分たちの家のように豪邸で祝杯をあげる半地下の家族たち。祝杯を上げて盛り上がる中、元家政婦が地下室に大事な忘れものをしたと尋ねてくる。
実は元家政婦は、家主も知らない地下シェルターに闇金に追われる夫をかくまっていたのだった。
お互いの秘密を知られあってしまった元家政婦夫妻との必死の攻防で元家政婦夫妻を地下に閉じ込めるが、その最中に誤って元家政婦を殺してしまう。そこに大雨のためキャンプを中止にして家主たちが帰ってくる。ギリギリのところで、何とか家主たちに秘密がバレる事は防ぐが、家主の「運転手は(半地下家族の父)地下鉄のような臭いにおい」という言葉で、半地下家族の父は苛立ちを覚える。
 
前日の事をどのようにうまく処理するか相談する間もなく、家主の小学生の子供の誕生日パーティーに、半地下家族も仕事や招待客として参加する。
その最中に全てを隠滅しようと半地下家族の長男は、地下住人の元家政婦夫妻を殺そうとするが、地下住人の元家政婦夫に返り討ちにあってしまう。そのまま、半地下住人である元家政婦の夫は、半地下家族たちを襲撃して、パーティーは大混乱となる。地下住人の「臭い」に顔をしかめた家主の父の様子を見た半地下家族の父は、家主の父を思わず殺してしまう。
 
全てが終わった後、病院で半地下家族の長男が目を覚ますと、妹は死に父は殺人犯として逃亡していた。ほとぼりが冷めた後、あの豪邸を遠めに眺めに行くと、地下から制御するライトを使ったモールス信号で、父から事の顛末と今は地下にいることを伝えられる。
それを知った長男は、お金を貯めてあの豪邸を購入するという到底叶わないような計画を立てるのだった。
 

感想

前半はトントン拍子で、半地下の家族が裕福な家族に入り込んで行く展開でサクサク見られました。裕福な家族が面白いくらい騙され易すぎて(特に奥さん)、後半は入り込まされすぎて逆に地下家族に堕ちるのか、それとも半地下家族が自業自得の展開になるのかなとワクワクしていたら、後半が怒涛の展開。
 
本当の地下に住む住人がいた時の衝撃はすごかった。そして同じ地下でも、半地下と地下住人でも価値観が違う様子をうまく描いていました。(半地下生活から抜け出そうとする姿と、地下の現状に満足して寄生先に尊敬する地下の人間)
地下、半地下、富裕層の格差、それそぞれの価値観の違いがくっきり分かれていて、上には上がいるように下には下がいるという感じが描かれていました。
実際に韓国はあれほどの格差があるんでしょうか・・・少し気になりました。
地下住人の寄生先に対する尊敬の念は、なんだか狂気染みてて不気味さを感じました。
地下住人が出てきてからの後半は、ホラーとはまた違った怖さを感じる展開でした。
 
最後の展開につなげるためなんだろうけど、思わずツッコミたくなったのが、
・地下シェルターなのにそんなに足音聞こえるのかよ
・ライトの点灯はセンサーではなくてを地下のオッサンがやってるのかよ
・オッサンのモールス信号は子供に伝わったけど、特になにもないのかよ
 
すごくどうでもいいけど、映画の内容と同じくらい「時計回り」が強く印象に残ってしまいました・・・